エヴァグレイズを渡る風
(えゔぁぐれいずをわたるかぜ Wind Across the Everglades)
1958年9月11日に公開されたアメリカ映画。
監督はニコラス・レイであるが、撮影終了後に編集権を奪われ解雇されている。そのために最終的に完成は、映画はプロデューサーのスチュアート・シュルバーグと脚本家のバッド・シュルバーグが行なっている。しかし本作はニコラス・レイが監督した作品」という認知を受けており、しばしばレイの代表作のひとつとして紹介される。20世紀初頭のフロリダ州エバーグレーズ国立公園を舞台に、自然保護団体と密猟グループとの戦いを描いた、環境問題を描いた異色西部劇だといわれている。また、日本では「ジャングル・ガードマン」というタイトルで紹介されることもある。
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
主人公のウォルト・マードック(クリストファー・プリマー)は、密猟が生態系を狂わせている事態を危惧している。帽子の羽飾りが流行し密猟されるサギたちを守るために、マイアミの民間自然保護団体オーデュボン協会の監視官となる。一方、密猟団のボス、カットマウス(バール・アイヴス)は文明を否定し、自然を享受することこそ真実であるとしている。マードックとカットマウスの対決の裏では、カットマウスを焚き付け、荒稼ぎを行う実業家のリゲット(ハワード・I・スミス)の黒い影がある。リゲットは判事に賄賂で手なずけ、マードックに逮捕権を与えない。ただし、もしマイアミまで連行できれば、その時は合法的にカットマウスを刑務所に送ることができるだろう。マードックはその言葉を信じるのだった...
エピソード
本作の撮影は1957年末から3ヶ月程度を予定していたそうだが、エバーグレーズの湿地帯での過酷なロケに機材トラブルや天候不順も重なり、監督のレイはストレスから逃れるように酒に溺れ、その結果、撮影終了後に編集権を奪われ解雇されてしまうことになる。
フランスの映画評論家セルジュ・ダネーは「レイの映画のほぼすべてが描かれている見事な作品である」という評価を下している。その他、ジャン=リュック・ゴダール監督の「映画史」に引用されるなど非常に高い評価を得ている。
「刑事コロンボ」のコロンボ刑事役として日本でもおなじみの俳優、ピーター・フォークの映画デビュー作でもある。カットマウスの手下として出演している。
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