ライムライト
(らいむらいと Limelight)
1952年10月16日に公開されたアメリカ映画。
監督はチャールズ・チャップリンであり、脚本・主演・音楽も自身が担当している。チャップリンのアメリカ時代最後の作品であり、長編作品で初めて素顔で出演した作品でもある。落ちぶれた初老のコメディアンが、踊れなくなってしまったバレリーナとともに、かつての輝かしいステージへの復活を夢見る、哀しくも温かいヒューマンドラマ。本作のタイトルとなっている「ライムライト」は電球が普及する以前に舞台照明に用いられた照明器具のことであり、「名声」の代名詞として使われる言葉である。1973年のリバイバル公開時のキャッチコピーは『美しきバレリーナに よせる心を秘めて 舞台に散った道化の恋... 名優の至芸と 愛の名曲でうたい上げる 感動のチャップリン・シンフォニー』
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
主人公は道化師のカルヴェロ(チャップリン)。かつてはイギリス一番の道化師であったが、中年になりアルコールに溺れる日々を過ごしていた。ある日、カルヴェロは自殺未遂を起こした美しいバレリーナのテリー(クレア・ブルーム)を助ける。彼女は精神的なショックから立ち直れず、足も動かなくなってしまい自暴自棄になっていたのだった。カルヴェロの献身的な介護でテリーは再び踊れるようになり、ダンサーとして大成していく。しかし反比例するかのようにカルヴェロはカムバックに失敗。どんどん落ちぶれていってしまい立場は逆転。今度はテリーがカルヴェロを支えなければいけなくなってしまうのだった...
エピソード
本作のプレミアのためにイギリスに向かう最中に、チャップリンはアメリカの法務長官から事実上の国外追放命令を出されている。そのために、本作はアメリカでの最後の作品となっている。しかしその後1972年にチャップリンは再びアメリカに渡りアカデミー賞授賞式に参加。そこで特別賞が授与され、会場にいるすべての人がスタンディングオベーションで迎えたとされている。この受賞はアメリカ追放を防げなかったハリウッドからの謝罪の意味も込められて送られた。
本作では、喜劇人・役者として最大のライバルといえるバスター・キートンと初競演している。これは当時落ち目になって生活に困っていることを伝え聞いたチャップリンが、救いの手を差し伸べるべくオファーしたものといわれている。
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