大砂塵
(だいさじん Johnny Guitar)
1954年5月27日に公開されたアメリカ映画。
監督はニコラス・レイであり、原作はロイ・チャンスラーの同名小説である。本作でプロデューサーも兼任しているがクレジット表記はされていない。スティーブ・マックイーン主演のテレビドラマ「拳銃無宿(Wanted dead or alive)」などで有名な制作会社リパブリック・ピクチャーズお得意の西部劇であり、熱狂的なファンを生んだカルト作品。女性同士の決闘シーンは特に話題を呼んだ。ペギー・リーが歌った主題歌「ジャニー・ギター」も世界中で大ヒットとなった。
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
舞台はまだ鉄道も通っていない、1890年代の西部鉱山の町。そこにふらりと流れ者のジョニー・ギター(スターリング・ヘイドン)が現われた。ジョニーはかつて恋人だった酒場の主人ヴィエンナ(ジョーン・クローフォード)の元に身を寄せる。ヴィエンナは強欲な女であり、悪党のダンシング・キッド一味との繋がりなどもあって、町の人間たちからは嫌われていた。特にダンシング・キッドに想いをよせるエマ(マーゼデス・マッケンブリッジ)は、どうにかしてヴィエンナを追放できないか画策をしていた。ある日、ダンシング・キッドたちが銀行強盗をした場所に、偶然ヴィエンナとジョニー・ギターが居合わせた。ヴィエンナの犯行を疑う町の人々は怒りを隠しきれない。エマはその強盗事件に、ヴィエンナとジョニー・ギターが関わっていると言いふらし、自分に同意してくれる仲間を募ってヴィエンナの酒場を破壊する。
ジョニーを挟んだ三角関係、ヴィエンナとエマは女同士の一騎打ちへと向かっていくのだった...
エピソード
本作のキモともいえる女性同士の決闘は、最初の脚本では予定されていなかった。監督のニコラス・レイがエマ役のマーセデス・マッケンブリッジの演技指導に夢中になり、大女優であったジョーン・クロフォードのプライドを傷つけ、そのために現場の空気が最悪になり、それならば映画で決着を・・・という運びになったといわれている。また、事実上引退に近かったクロフォードが焦りを感じて提案した、という証言もある。
小林旭主演の大ヒット映画「渡り鳥シリーズ」の、主人公の元刑事が今はギターを持って流しをしているという設定は、本作の影響だといわれている。
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