著名な映画作品一覧海外映画作品 カルメンという名の女

カルメンという名の女
(かるめんというなのおんな Prénom Carmen)

1983年9月18日に公開されたフランス映画。
監督はジャン=リュック・ゴダール。プロスペル・メリメの短編小説「カルメン」を原作にしたオペラをゴダールがアレンジした作品である。オペラ「カルメン」の著作権保護期間が切れ、多くの監督がカルメンを撮影した。ゴダールもそういった監督たちのひとりであったが、オペラ楽曲の製作者ジョルジュ・ビゼーの楽曲ではなくベートーヴェンの「弦楽四重奏曲」を使用するなど非常に独自色が強い作品となった。イタリア・ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞と「映像と音響の技術的価値に対する特別賞」を受賞するなど非常に評価が高い。

※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません

あらすじ

物語はパリのとある精神病院の一室から始まる。元映画監督のジャン=リュック・ゴダールは異常なしの判断にも関わらず病室を出ないでいた。そこに姪のカルメン(マルーシュカ・デートメルス)がやってくる。そして、ゴダールの所有している空き家を貸してほしいとお願いするのだ。表向きの理由は、仲間たちと一緒に自主制作の映画を撮るのに使いたいから、というものであった。撮影に使わせて欲しいとお願いをするためだった。しかし本当は、銀行強盗を行った後に隠れ家として使用をするつもりだったのだ。銀行強盗が行われた際に、カルメンは憲兵隊員のジョセフ(ジャック・ボナフェ)と向かい合う。そして奇妙なことにふたりは恋に落ちてしまうのだった。カルメンとジョセフは二人でパリを脱出、ゴダールおじさんのアパートへと向かったが、ジョセフは追って来た警察に捕まってしまう。なんとか八方手を尽くして保釈されたジョセフは、カルメンのいるインター・コンチネンタル・ホテルに行くが、そのときにはもう、すっかりカルメンの愛は醒めきってしまっていた。一味のボスのフレッド(クリストフ・オダン)も、ジョセフが仲間に加わることに反対だ。次の計画は、映画撮影を隠れ蓑にして、誘拐事件を起こすというものだった...

エピソード

主演のマルーシュカ・デートメルスはこれが映画デビュー作である。当初、このカルメン役にはイザベル・アジャーニがキャスティングされていたのだが、およそ2週間でゴダールと合わずに降板。急遽選ばれた新人がデートメルスであり、彼女はデビュー作でベネツィア国際映画祭金獅子賞受賞映画に主演したことになる。

本作はなんとかヴェネツィア国際映画祭に間に合い公開された。しかし時間がなかったために字幕がなかった。本来であればそれを理由にコンペから外れるのだが、例外的に認められる。しかも結果的には金獅子賞と「映像と音響の技術的価値に対する特別賞」を受賞している。

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