独裁者
(どくさいしゃ The Great Dictator)
1940年10月15日に公開されたアメリカ映画。
監督はチャールズ・チャップリンであり、製作・脚本・主演も自身で行なっている。アドルフ・ヒトラーとナチズムの風刺を大胆に行ったコメディ映画。チャップリンにとってはじめてのトーキー映画であり、商業的にもっとも成功した作品だといわれている。本編ラストのおよそ6分間にも渡る長い演説シーンは、映画史に残る名場面だとする声も多い。アカデミー賞作品賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞、作曲賞にノミネート、ニューヨーク映画批評家協会賞では主演男優賞を受賞し、コメディ映画という枠を超えて、いまだに非常に高い評価を受けている作品である。
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
第一次世界大戦、架空の国トメニアの陸軍兵士として床屋のチャーリー(チャップリン)は戦っていた。その際に士官のシュルツを救出、シェルツと共に重要書類を本国に持ち帰るために飛行機に乗るが墜落してしまい、その際にチャーリーは記憶を失ってしまう。20年後、チャーリーは病院を脱出するが、そこはチャーリーと瓜二つのアデノイド・ヒンケルが独裁政治を行う世界になっていた。チャーリーは捕まってしまうが、何の因果かヒンケルと間違われてトメニアの首都へ連れていかれる。一方、ヒンケルはチャーリーと間違われ兵士に逮捕されてしまう。なぜか独裁者として君臨することになったチャーリーの生活がはじまった...
エピソード
チャップリンが演じたアデノイド・ヒンケルのモデルは当然、アドルフ・ヒトラーである。特にふたりはトレードマークの口ひげなど、類似点が指摘される。ヒットラーがチャップリンの人気にあやかるために、自らをわざと意図的に似せていたというものがある。また、本作をヒットラーは2回鑑賞したとされる(元秘書による証言がある)。チャップリンはそれに対して「ぜひ、意見を聞きたい」とコメントを残している。
本作が公開された1940年当時はナチスドイツと友好関係を結んでいたため、当然日本での上映は行われなかったが、終戦後の1960年にようやく本邦初公開され、1億6000万円を超える興行収入を記録。これはこの年の映画興行収入第4位である。
企画段階ではヒットラーではなく、ナポレオン・ボナパルトと入れ替わるストーリーだったといわれている。
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