著名な映画作品一覧海外映画作品　めぐり逢えたら

めぐり逢えたら
（めぐりあえたら　Sleepless in Seattle）

1993年6月25日に公開されたアメリカ映画。
監督はノーラ・エフロンであり、脚本も彼女が務めている。1957年の映画「めぐり逢い」をヒントに作られた作品であり、テーマ曲などが引用されている。キャリアウーマンとシングルファーザーの間に生まれるハートフルラブロマンス。これまで「恋人たちの予感」などの脚本で名声を得つつあったノーラ・エフロンだが、本作のヒットにより監督としてもハリウッドに認められることになる。以降「ユー・ガット・メール」や「ジュリー＆ジュリア」などでヒットを飛ばし、"恋愛映画の名手""女心をつかむ天才"として、映画界に新しい形の恋愛ストーリーを残していく。キャッチコピーは『きっといる、運命の人。』

※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません

あらすじ

主人公はボルチモアの新聞記者アニー・リード。偶然にもカーラジオで「落ち込んでいるパパに新しい奥さんを...」というメッセージを耳にする。シアトルに住む８歳の少年ジョナ・ボールドウィン（ロス・マリンジャー）のコメントであった。ジョナーに続いて次は父親サム・ボールドウィン（トム・ハンクス）がラジオでしゃべり出す。彼は1年半前に愛していた妻に先立たれ、夜も眠れぬほど辛い思いをしているというのだ。その悲痛な声に思わず涙してしまうアニー。彼女にはウォルターというフィアンセがいるのだが、最近はなぜか彼といっしょにいても楽しくないのだった。ラジオでたった一度だけ声を聞いた『シアトルの眠れぬ男』のことが、だんだんと彼女の中で大きくなっていき、ついにジョナ宛に手紙を書いてしまう。一方、サムは友達のジェイ（ロブ・ライナー）からのアドバイスで、積極的に女性とデートしようとするのだが、お相手はどうもジョナのお気に召さない様子である。手紙のやりとりで、ジョナはアニーこそがパパにふさわしいと考え始めるのだった...

エピソード

エフロンの映画作品に4本出演し、「ロマンティック・コメディ」名コンビとして評価されたメグ・ライアンとは初共演の作品である。メグ・ライアンにとってもエフロン作品が自身の代表作となっており、本作ではゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされている。

本作で共演したメグ・ライアンとトム・ハンクスは、再びエフロン監督の「ユー・ガット・メール」で共演することになる。