カッコーの巣の上で
(かっこーのすのうえで One Flew Over the Cuckoo's Nest)
1975年11月19日に公開されたアメリカ映画
監督はミロス・フォアマンであり、原作はケン・キージーの同名小説である。アメリカン・ニューシネマの代表的な作品であると同時に、フォアマンにとっても代表作のひとつである。舞台は1960年代の精神病院。精神異常者を装い、刑務所の過酷な労働を逃れた男が、体制の中で反体制を貫く姿勢を通し、社会の根源的な不条理を炙り出す一作。主役のジャック・ニコルソンの怪演も語り草となっている、まさに名作中の名作である。アカデミー賞において、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞の主要5部門を独占、興行収入も1億ドルを超えるなど、高い評価を得た。ちなみに5部門の独占はフランク・キャプラ監督の「或る夜の出来事」以来、41年ぶりの快挙である。
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
主人公のマクマーフィー(ジャック・ニコルソン)は刑務所から逃れるために、嘘をついて精神病院に入院をすることになる。マクマーフィーは病院側の治療などにことごとく逆らい、婦長と対立を深めていく。その姿に当初は、まわりの患者たちからも白い目で見られていたが、徐々に彼を支持する者たちが増えていくのだった。そうすると彼は無断で海へ行くなど、どんどんその行動は激しくなる。それに業を煮やした婦長はマクマーフィーが外へと出られないようにする。そんなある日、巻き込まれるかたちで電気けいれん療法を受けることになったマクマーフィーは、ネイティブアメリカンであるチーフに出会い、ここからの脱出を提案する。しかしその時はチーフに断られてしまう。その後、クリスマスの夜に乱痴気騒ぎを起こすが、それがマクマーフィーの運命を大きく変えるものだった...
エピソード
しばしば行われるベスト映画100のようなランキングには必ず上位に選ばれる作品である。1998年にアメリカ映画協会が選ぶアメリカ映画ベスト100では20位に、2006年に選出した「感動の映画ベスト100」では17位に選ばれている。
また、2012年にイギリスの『Total Film』誌が「映画史に残る演技ベスト200(The 200 Greatest Movie Performances of All Time)」を発表し、第1位に本作でのジャック・ニコルソンの演技が選ばれた。
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