著名な映画作品一覧海外映画作品 奇跡の丘

奇跡の丘
(きせきのおか Il Vangelo secondo Matteo)

1964年10月2日に公開されたイタリアとフランスの合作映画。
監督はピエル・パオロ・パゾリーニ。「マタイによる福音書」を映像化した作品として知られている。処女懐胎、イエスの誕生、イエスの洗礼、悪魔の誘惑、イエスの奇跡、最後の晩餐、ゲッセマネの祈り、ゴルゴダの丘、復活のエピソードが描かれる。キリストを演じたのは普通の学生であり、年老いたマリアを演じたのは監督の実の母親、使途たちには監督の友達の作詞家や農夫や体操選手...と、本作に出演している俳優はほとんど全員が演技経験のない素人たちである。ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞を受賞。

※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません

あらすじ

聖母マリアは処女にして懐妊し、ヨハネは悩み苦しむ。そこに天使が現れ、ヨハネの迷いは消える。生まれた子供をイエスと名づけ、ヨハネは幼いイエスを連れて逃げ出すことになる。その後、ガラリヤで成人したイエスは、洗礼を受け、「イエスこそは神の子である」との天の声を聞くこととなる。40日の断食、そして悪魔との対決。成長したイエスはガラリア中に教えを説いてまわる。彼の教えに共感を覚えた人たちに彼は「救世主」と崇められる。数々の奇跡で民衆を救ってきたのだが、そんなイエスを律法学者たちは迫害しはじめる。そして弟子の一人、ユダの裏切りによってイエスは捕らえられ、ついに処刑をされてしまうのだった...

エピソード

イエスを演じているエンリケ・イラソキはたまたまパゾリーニを訪ねたスペインの学生であり、本作の主演はまさに大抜擢であった。本作はパゾリーニがアッシジの僧院で「マタイによる福音書」を読み、製作が行われた。パゾリーニは「マタイによる福音書」を読んで深い宗教的感情を経験したと語っている。

本作を撮った監督のパゾリーニは、同性愛者であり無神論者(コミュイストである故)であったとされている。いわば、こういう作品とは遠いところに存在していたはずのだが、なぜこのような宗教作品を撮ったのかと尋ねられた際、「私は無信仰者であるかもしれない、だが、わたしは信仰というものにノスタルジアを持った無信心者なのです」と答えている。

ちなみにパゾリーニは、ゴダールらと合作したオムニバスコメディいわゆる「ロゴパク」(伊・ Ro.Go.Pa.G、仏:・Rogopag)には「意志薄弱な男」という作品を出し、これがイタリア当局から「国家の宗教にとって不愉快な物」として没収されたという過去を持っている。

映像・動画制作をご検討のお客さま

映像・動画制作の目的は、お客さまによって違います。
お客さま一人一人の目的やお悩みに対して的確で柔軟なご対応ができるのは、
完全内製化体制で実績を積んできたボーダーレスならでは。

映像・動画に関するご相談は、対応力と制作技術に自信を持つボーダーレスにお任せください。

ご相談や無料お見積りのご依頼は、電話またはメールからお気軽にどうぞ。

お気軽にお問合せ下さい
03-5829-9155
平日10:00~19:00
(土・日・祝日を除く)

無料相談・無料お見積りはこちらから

スペシャルコンテンツ

ボーダーレスを支えているクリエイターや、
ボーダーレスの映像・動画制作についてわかりやすくまとめたスペシャルコンテンツを公開しています。
映像・動画制作のご依頼が初めてのお客さまにもおすすめのコンテンツです。

  • 動画制作の流れ
  • 動画制作Q&A
  • 設備紹介
  • 動画雑学コンテンツ

その他の動画制作関連サービス

ボーダーレスがプロデュースしている映像・動画制作関連サービスと、
ボーダーレスにご協力いただいている企業様のご紹介です。

Pagetop