シッコ
(しっこ SiCKO)
2007年6月22日に公開されたアメリカ映画。
監督はマイケル・ムーア。「アメリカの医療制度の問題」をテーマにしたシュールコメディー調のドキュメンタリー作品である。タイトルの「シッコ(sicko)」とは、"狂人""変わり者"などを意味するスラングであり、本作のテーマ・医療問題に深く関わる"病気"を意味する『シック(sick)』と掛けている。アメリカ国内ではドキュメンタリー史上第2位の観客動員数をマーク(第1位は同監督の「華氏911」)しただけでなく、2007年のカンヌ国際映画祭では特別招待上映されるなど世界中で高い評価を得た。日本公開時のキャッチコピーは『テロより怖い、医療問題』であり、これは同監督の大ヒットドキュメンタリー映画「華氏911」を意識したものである。
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
「ボウリング・フォー・コロンバイン(Bowling for Columbine)ではアメリカの銃社会に斬り込み、「華氏911(Fahrenheit 9/11)ではブッシュ政権の持つ問題点を掘り下げたマイケル・ムーアが、今度はアメリカの医療制度にメスを入れるーアメリカは国民健康保険制度がない唯一の先進国であり、民間の医療保険に入れない人がおよそ5000万人近くいるといわれている。そんな中、険加入者に対しても保険金の支払拒否をおこない利益をあげている医療保険会社や製薬会社。そういった企業と強い関係を持つ政治家たち。事実上崩壊してしまっているアメリカの医療制度を他の国々と比較し、アメリカ医療制度の「裏側」を告発する作品になっている。
エピソード
本作の取材のためにキューバに向かっているが、アメリカ政府当局の許可なしに訪問していたことが発覚し、財務省から捜査を受けている。ムーアは渡航許可を求める申請書は提出しているがアメリカ政府からの許可がおりていなかった。
世界中で注目を浴びた本作であるが、日本国内では他のムーア作品に比べて全くといっていいほど反響がなかった。これは本作に対して一部の日本の医療関係機関がアレルギーを持ってしまったとも、作品タイトルが日本語では「尿」などを意味することからわかりにくかったためでは、ともいわれている。
本作撮影中にマイケル・ムーアは作品と連動した企画で『無脂肪』を表示している健康食品のみ摂取して、およそ15キロのダイエットに成功している。
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