Shall we ダンス?
(しゃる うぃ だんす?)
1996年(平成8年)1月27日に公開された日本映画。
監督は周防正行であり、脚本も周防自身が行っている。「シコふんじゃった。」に続きキネマ旬報ベスト・テン1位になった作品であり、配給収入も16億円を超える大ヒット映画である。公開当時はまだマイナーな趣味のひとつであった"社交ダンス"をテーマにしたハートフルなコメディーであり、国内のみならず海外においても19ヵ国で公開され高い評価を得ており、米国においては200万人を動員。黒澤明監督の「乱」を抜いて日本映画の興行収入記録を更新した(アニメ映画を除く)。また、2004年にはピーター・チェルソム監督、リチャード・ギア主演によってアメリカでリメイク版が製作された。
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
憧れのマイホームも持ち、平和な家庭を築いていて、まわりの誰から見ても幸せに満ちた生活を送っているかのような経理課の課長・杉山正平(役所広司)。だが彼の心の中には、平凡な日常生活の中では満たしきれない"何か"があった。そんな中、ある日の会社の帰り道に、彼は電車の窓越しに『ダンス教室』があるのを目にする。教室の窓には、何か悩み事を抱えているような、美しくも哀れに映る女性が佇んでいた... 悩んだあげく、数日後に彼はそのダンス教室を訪れる。中年のたま子先生(草村礼子)の指導の下、これまで何の趣味も無い平凡なサラリーマンだった彼は、初心者コースの仲間たちと共にレッスンを受け始めるのだった。車窓から杉山が見た美しい女性はこのダンス教室の娘・舞(草刈民代)で、アクシデントをきっかけにパートナーに対する信頼感を無くしてしまい、仕方なくダンス教室の先生をさせられていた。ダンスを始めた動機のひとつが、窓辺で憂う彼女の美しい姿なのである。『舞といっしょにダンスを踊りたい... 』不純な思いを秘めつつダンス教室に通い続ける杉山だったのだが、実は同じ教室に通っていた会社の同僚・青木(竹中直人)の、会社では見せることのない活き活きとした姿や、普段は普通の主婦である豊子(渡辺えり子)の熱心さを目の当たりにし、そして何よりも"社交ダンスの持つ奥深さ"に魅入られて、ダンスそのものに純粋にのめり込んでいくのだった。そんな、変わりゆく主人の姿を不審に思うのが妻の昌子(原日出子)。これまでは寄り道ひとつしなかった彼が、あれこれ言い訳しながら遅くに帰ってきたりする。亭主の浮気を疑う彼女は、探偵を使って彼の素行調査に乗り出すのだった...
エピソード
本作のヒロイン、元バレリーナである草刈民代は、この作品がきっかけとなり周防監督と結婚をしている。
「サンセット大通り」やオードリー・ヘップバーン出演の「麗しのサブリナ」、マリリン・モンローの「七年目の浮気」などで有名なアメリカの映画監督ビリー・ワイルダーは本作品を絶賛し「大好きな映画だ」としている。
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