忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE
(にんぷうせんたいはりけんじゃー しゅしゅっと ざ むーびー)
2002年(平成14年)8月17日に公開された日本映画。
監督は渡辺勝也。戦隊ヒーローシリーズ「忍風戦隊ハリケンジャー」の劇場公開作品である。同時上映は「劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」。かつては正月や夏休み期間、ゴールデンウィークなどに合わせて"特撮ヒーローもの"の劇場版が風物詩として公開されていたのだが、この2000年ごろにはすでにその活躍の場をオリジナルビデオやVシネマに移していた。だが、前年の2001年に公開された「劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4」と「劇場版 百獣戦隊ガオレンジャー 火の山、吼える」が、スーパー戦隊ヒーローシリーズとしては「超力戦隊オーレンジャー」以来となる6年ぶりの劇場公開を好評価のうちに終えて、それを受けて本作が製作、劇場公開された。
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
『玉喰いの儀』と呼ばれる儀式で自らの体を焼くことで、その肉体が不老不死の妙薬となるアストラム第四惑星のプリンセス・ライーナ(吉野紗香)。その王女が宇宙忍猿ザール一族のヒザールとブリザールに捕まってしまった。ライーナを救うべくハリケンジャーは、ゴウライジャーとシュリケンジャーと協力して卍島へと向かう。敵のヒザールとブリザールを蹴散らして、さらに、合体巨大化したアシュラザールには、3体のシノビマシンをライーナのカラクリボールの力で合体させたカラクリ巨人・天雷旋風神が相手となる。果たしてハリケンジャーたちはライーナ姫を救い、宇宙忍猿ザール一族のヒザールとブリザールの野望を阻止できるのか...
エピソード
テレビシリーズに先駆けて「天雷旋風神」というロボット(カラクリ超人)が登場している。しかし、テレビ版とは設定が異なる。
本作も無事に上々の興行成績をおさめることが出来、無事に翌年のスーパー戦隊作品のスペシャル版『爆竜戦隊アバレンジャーDELUXE アバレルサマーはキンキン中!』も、劇場公開されることとなった。
本作監督の渡辺勝也にとっても、8年ぶりの劇場公開版を監督することになった作品である(前作は1994年の「仮面ライダーワールド」)。渡辺監督の「忍風戦隊ハリケンジャー」に対する思い入れは非常に強く、次の戦隊モノとなる「爆竜戦隊アバレンジャー」にもメイン監督として声がかかっていたそうだが、ハリケンジャーの最終回の撮影を優先したためご破算となった。
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