クロエ
(くろえ)
2001年(平成13年)6月15日公開された日本映画。
監督は利重剛である。原作はボリス・ヴィアンの小説「日々の泡(うたかたの日々)」。原作の設定やキャラクターを変更し、利重と萩生田宏治によって映画脚本家された。利重が原作付きの作品を撮るのは本作が初めてである。撮影は岩井俊二監督作品などで有名な篠田昇。
映画の評価は日本国内よりもむしろ海外評価の方が高く、第51回ベルリン国際映画祭(コンペティション部門)、ブカレスト国際映画祭、モスクワ国際映画祭、リオ・デ・ジャネイロ国際映画祭、ストックホルム国際映画祭にも正式に招待あるいは出品されている。なお、2009年に公開(日本では2011年公開)されたアトム・エゴヤン監督の「CHLOE/クロエ」とは無関係である。
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あらすじ
プラネタリウムで働く主人公の高太郎(長瀬正敏)はある日、叔母からの誘いを断れず、行きたくもない絵画展に出向く。そこで出会った一人の女性、クロエ(ともさかりえ)に一目惚れしてしまう。彼女は高太郎の叔母の近所で働いていた。聞けば彼女も、叔母からの誘いを断りきれなかったという。叔母をきっかけに距離を縮める二人。互いに惹かれあう彼と彼女が結婚に至るまで、そう時間はかからなかった。二人はよく通っていたパブで、仲間たちに祝福されながらささやかな結婚式を挙げる。幸せのおすそわけをしようと思った高太郎は、友人である英助(塚本晋也)に自分の貯金を渡す。英助には借金があり、それを知っての行動であった。英助は借金の返済を誓うが、崇拝するカリスマアーティスト・キタノの作品購入に借りたお金を使ってしまう... そんなある日、クロエが突然倒れてしまう。右肺に「睡蓮の蕾」のようなものが発生し、それが肺を圧迫しているのだった。謎の奇病。クロエから摘出された睡蓮の蕾は、花束を近づけると成長が止まるのだった。部屋を花で埋め尽くすとクロエを救えるのではないか?高太郎は花束を買い集める金を購うべく、必死に働くのだが...
エピソード
電通、IMAGICA、サンセントシネマワークス、東京テアトルによる「J-Works」シリーズとして発表された。青山真治の「EUREKA(ユリイカ)」、河瀬直美の「火垂(ほたる)」に続く3作目。いずれの作品も海外で高い評価を得た作品となっている。
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