著名な映画作品一覧日本映画作品 午後の遺言状

午後の遺言状
(ごごのゆいごんじょう)

1995年(平成7年)6月3日に公開された日本映画。
監督は新藤兼人であり、脚本も新藤自らが担当している。日本を代表する名女優の杉村春子の最後の作品であると同時に、新藤の妻である乙羽信子の遺作でもある。また、朝霧鏡子の45年ぶりの出演作である等、女優にまつわるエピソードが非常に多い作品である。また、新藤はシナリオや撮影日記などを収録した「午後の遺言状」というタイトルの書籍も発表している。その中には「乙羽さんのことなど」という乙羽信子の追悼記も収録されている。モスクワ国際映画祭ロシア批評家賞、キネマ旬報ベストテン第1位、日本アカデミー賞最優秀作品賞など、数々の賞を受賞している。

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あらすじ

大女優である森本蓉子(杉村春子)は別荘に避暑にやってきた。管理人の豊子(乙羽信子)とは、もう30年の付き合いになる。振る舞いは粗雑でも仕事はきちんとこなす豊子のことを、蓉子は信頼できる理解者だと思っている。豊子には22歳になる娘・あけみ(瀬尾智美)がいた。夫の三郎(津川雅彦)とは死別し、子供のいない蓉子は、あけみを自分の子供のように可愛がっているのだった。次の日、別荘に古い友人の牛国夫妻がやって来る。しかし、夫人の登美江(朝霧鏡子)は痴呆症にかかっているらしい。元の登美江に戻したい一心で、夫の藤八郎(観世栄夫)は蓉子に会わせたのだが、チェーホフの『かもめ』の一節を唱えたかと思うと、すぐに元の状態に戻ってしまう。と、そこへ脱獄囚が別荘に押し入って来る。もうだめか、と思ったそのとき、巡回中の警官に救われる。逮捕に協力したということで、警察から感謝状と金一封を受け取る一同。一安心の彼女らは、近所のホテルのバーで祝杯を上げた。翌日、故郷に帰る牛国夫妻を見送った蓉子はホッと一息。もともとのんびりとした休息を取りたくて別荘にやってきたのだ。ようやく安堵の時を得たと思ったそのとき、実は過去に豊子は亡き夫の三郎と不倫をしていて、あけみはその時の子供だったというショッキングな告白を聞く。

エピソード

日本映画会を華々しく彩った女優、杉村春子と乙羽信子の最後の作品であり、日本映画界にとって一つの時代の終焉を象徴するかのような作品になっている。乙羽は撮影時すでに末期の肝臓ガンに苦しんでおり、完成した作品を観ることなく死去した。

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