時をかける少女
(ときをかけるしょうじょ)
2006年(平成18年)7月15日に公開された日本映画。アニメーション作品である。
監督は細田守。原作は筒井康隆の同名小説「時をかける少女」であるが、本作は原作小説が登場してから約20年後を舞台にしているため、ストーリ的にはほとんどオリジナルといえる。事故をきっかけに、時間を跳躍する能力"タイムリープ"を身につけた少女とその仲間たちの青春ストーリー。公開当初の上映規模はミニシアター並みで、全国21館のみの公開であったが、口コミやインターネットで噂が広がり、最終的にはのべ100館以上の上映館を数え、9ヶ月のロングラン公開となった。シッチェス・カタロニア国際映画祭アニメーション部門最優秀長編作品賞、日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、その他数々の国際映画祭に出品または招待されている等、国内外で評価の高い作品である。キャッチコピーは『待ってられない 未来がある。』
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
紺野真琴は高校2年生。東京の下町に住んでいる、ごく普通の女の子。クラスメートの間宮千昭や津田功介と仲良く過ごしていた。そんなある日、真琴は故障した自転車で踏切事故に遭ってしまう。だけど、その事故をきっかけに、時間を自由に跳躍する能力「タイムリープ」を得てしまう。そのことを、こっそりと叔母の芳山和子に相談すると、彼女は"年頃の女の子にはよくあること"だと、何やら知ったかぶりに答える。はじめのうちは自分の「タイムリープ」能力に密かな満足を覚えていた真琴であったが、やがて、なんだか仲良しの男友達たちとの関係がおかしくなってきて...
エピソード
主人公のおばさんとして、『芳山和子』なる女性が登場するが、これは原作および1983年公開の、いわゆる"尾道三部作"のひとつ、大林宣彦監督・原田知世主演版の「時をかける少女」の主人公と同じ名前である。だが、本作では、同一人物なのかどうかの説明は特にない。
アニメ映画化に際して内容を原作から大きく変えた理由に、細田は「今風の主人公にするべき」という考えが強かったそうである。また、「時をかける少女」を構成する大きな要素である「SF」「恋愛」「青春」は、原作が「SF」を、大林宣彦版が「恋愛」を特に強く描いているという結論から、自身は「青春」を強く押し出すべきという考えに至ったという。
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