カリスマ
(かりすま)
2000年(平成12年)2月26日に公開された日本映画。
監督はは黒沢清であり、脚本も自身が担当している。主演は役所広司で、「CURE」「ニンゲン合格」に続く黒沢・役所コンビの3作目の作品でもある。黒沢の代表作品のひとつとされ、難解ではあるが非常に高い評価を得ているサスペンス・ホラー。初公開は1999年のカンヌ国際映画祭であり、日本にさきがけてフランスで上映された。第10回日本映画プロフェッショナル大賞作品賞を受賞している。また、脚本はサンダンス・インスティテュートのスカラシップ(奨学金)を獲得している。しかし獲得から作品製作の期間が長く、内容が大きく変わっている。公開時のキャッチコピーは『世界の法則を回復せよ』
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
根から毒を出し周囲の木々を枯らしてしまう奇妙な木「カリスマ」。そのカリスマを巡って対立をしていく人々...主人公は刑事・薮池五郎(役所広司)。彼はある籠城事件の担当の際に、犯人と人質を両方死なせてしまったことから心に深い傷を負っていた。犯人の遺した謎の言葉『世界の法則を回復せよ』に惹かれるように分け入った森の中で、一本の不思議な木を見つける。それは「カリスマ」と呼ばれる木であった... 森を守るべくこの木の伐採を主張する中曽根(大杉漣)たちと、「カリスマ」を守ろうとする青年・桐山(池内博之)。そして、森の中で植物の研究そしている美津子(風吹ジュン)と千鶴(洞口依子)の姉妹。「カリスマ」を巡るそれぞれの思惑。やがてその対立は深刻なものとなっていく。
エピソード
黒沢監督は「一本の木を巡る人々の対立」というテーマ構成について、スティーブン・スピルバーグの「インディ・ジョーンズ」を参考にしていると語っている。また、黒澤は影響を受けている監督のひとりにスティーブン・スピルバーグの名前を挙げている。
本作品が公開された西暦2000年は、世界中に世紀末ムードが漂う時でもあった。この時期に「カリスマ」や「回路」など、"破滅に向かう"ような作品を撮り続けたことについて、黒沢監督は「子供の頃に観た『ゴジラ』などの怪獣映画で、街が破壊され群集が逃げ惑うイメージが元になっている」という旨の発言を行っている。
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