11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち
(じゅういってんにいご じけつのひ みしまゆきおとわかものたち)
2012年(平成24年)6月2日に公開された日本映画。
監督は若松孝二。日本の伝説的作家であり、政治活動家でありそして民族主義者である三島由紀夫と、彼を中心に結成された『盾の会』メンバーたちの生きざまを問う作品。同監督の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」と同じく、実録スタイルの映画である。限りなくノーベル文学賞に近かった男が、なぜあのような最期に至ったのだろうか?自決の日である昭和45年11月25日に起こった、いわゆる『三島事件』までの彼自身と、彼に全存在をかけた森田必勝ら楯の会を描き、三島が真に表現したかったものを追いかける作品となっている。第65回カンヌ国際映画祭・ある視点部門正式招待作品。
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
「金閣寺」「憂国」「宴のあと」など、日本国内はもちろん、世界中からも注目を集めていた文豪・三島由紀夫(井浦新)。学生運動が全盛を極めている中、彼は世相とは逆ともいえる思想・民族主義に傾倒していく。そして、そんな三島の元に、森田必勝(満島真之介)ら同じ思想を持つ若者たちが集う。民兵組織「楯の会」が結成され、有事の際には自衛隊と共に決起できるようにと、彼らは準備を始めるのだった。だがそこに、乗り越えられない『憲法第9条』の壁が立ちはだかる。自衛隊は『軍隊』ではなかったのだ。不満を募らせていく三島と「楯の会」の若者たち。そして、そのいら立ちは抑えられないところまでに達する... 三島由紀夫は森田必勝に問う。『おまえの信じるものは何だ?』
エピソード
若松は前作「キャタピラー」製作後には「次回作は三島由紀夫を撮る」と公言しており、その約束を守った形となった。
三島役を演じた井浦新は、以前の「ARATA」という芸名を本作をきっかけに本名に戻している。三島の役を演じた人間の名前がアルファベットでエンドロールに流れるのは美しくないと判断したそうである。改名の際に若松監督に相談すると、「ARATA」としての知名度を含めて主演のオファーをしたのに、と咎められたが、「でも、そういう気持ちは、オレは嫌いじゃない」と許しをいただいたそうである。
本作はタイトルにもある三島由紀夫の命日11月25日の一日だけの特別試写会を行なっている。
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