アウトレイジ
(あうとれいじ)
2010年(平成22年)6月12日に公開された日本映画。監督は北野武であり、主演・脚本も自身が務めている。ヤクザの抗争を描いた作品であり、キャッチコピーは「全員悪人」。過剰な暴力描写や拷問シーンが織り込まれており、北野は「どうやって人を殺そうかというプロセスを先に考え出し、それに対しストーリーを後付けした」と語っている。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式参加したが、プレス限定上映会ではブーイングや退席者が出、評論家などから下される評価も芳しいものではなかった。しかし公式上映では恒例のスタンディングオベーションが巻き起こり、入場してきた北野監督は、賛辞を表す非常に長い拍手をもって迎え入れられる事となった。この温度差は、カンヌでは暴力作品のノミネートが珍しく、そしてプレスは暴力表現に敏感である一方、公式上映では一般客も多かったためだと思われる。当初から『これは(芸術作品でもヒューマンドラマでもない)純粋な暴力エンターテインメントの作品である』を標榜していた、北野武監督の狙い通りの評価だとも言える。北野作品としては初の二部作であり、続編の「アウトレイジ ビヨンド」も2012年10月に公開された。(どちらも現在Blu-rayおよびDVD発売中)
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
関東一帯を勢力下に治める巨大な暴力団:山王会。会長の関内(北村総一郎)は参加組織である池元組と村瀬組との関係を快く思っていなかった。そこで関内の右腕である加藤(三浦友和)はふたつの組を仲違いさせるべく画策する。池元(國村隼)は村瀬(石橋蓮司)に制裁を加えるように命令をされるが、池元は村瀬と兄弟の盃を交わしている間柄であり、しかも立場は弟分。悩んだ池元は配下の大友組組長である大友(ビートたけし)に制裁の依頼をする。密命を受けた大友組は村瀬組と抗争に。大友が村瀬を仕留め、ひとまず当初の目的は果たされたかに思われた。しかし、解散したと思われていた村瀬組は密かに息を吹き返し、麻薬の販売をしていたことが発覚。再び命令を受けた大友は村瀬を殺害した。しかし、これは大いなる"罠"であった。堪忍袋の緒が切れた大友は、兄貴分である池元に抗争をしかけるのだった...
エピソード
公私共に親交のある所ジョージに別荘を借りて撮影を行なっている。北野は本気か冗談かの真偽はさておき「爆破するシーンが撮りたい」と提案。さすがに爆破の許可は降りなかった。
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