回路
(かいろ)
2001(平成13年)年2月10日に公開された日本映画監督は「LOFT」「CURE」などで恐怖映画にも定評のある黒沢清。脚本も自身が担当している。インターネットの世界で起こる恐怖を描いたサスペンス・ホラーで、2001年にカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けた。キャッチコピーは『幽霊に会いたいですか?』。同監督の作品「カリスマ」(1999年にカンヌ映画祭で上映、日本での公開は2000年2月26日)に出演した役所広司の役柄は、本作とリンクしている。
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あらすじ
観葉植物販売会社「サニープラント販売」に務めるミチ(麻生久美子)は同僚の自殺をきっかけに、次々と不可思議なことに巻き込まれていく。ミチの周辺の人たちが一人、また一人と、黒い影を残して消えていってしまうのだ。一方、大学生の亮介(加藤晴彦)もまた、不気味な噂があった「幽霊に会いたいですか」という問いかけをしてくるサイトにアクセスしてからというもの、次々と不気味な出来事に巻き込まれていってしまうのだった。片思いをしていたインターネット研究者の春江(小雪)も彼の前から姿を消してしまう。行方不明となってしまった春江を探す亮介は、無人となってしまった街でミチと出会う。二人は生き残りを賭けて、この異常な世界からの脱走を企てるのだが...
エピソード
2006年にアメリカで公開された「パルス」は、本作品のリメイク版である。ジム・ソンゼロが監督を担当。日本では2007年に公開された。2008年には続編の「Pulse 2: Afterlife」が作られたが、こちらはアメリカでビデオのみの発売である。
黒沢清監督は「カリスマ」や「CURE」、「ニンゲン合格」等で、役所広司や大杉漣などベテランの俳優をメインに起用する事が多かったが、本作品では加藤晴彦や麻生久美子、小雪といった、新進気鋭の若手俳優を多数起用している。このことについてインタビューでは「もう中年が困る姿は散々描いたので、今回は敢えて変えてみた」旨の発言を行っている。
なお黒沢監督は、本作品に"特殊視覚効果"としてクレジットされている浅野秀二と、2013年公開の映画「リアル~完全なる首長竜の日~」で再びタッグを組むことになる(浅野はVFXスーパーバイザーとして参加)。
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