幸福の黄色いハンカチ
(しあわせのきいろいはんかち)
1977年(昭和52年)10月1日に公開された日本映画。
監督は山田洋次であり、原作は1971年に「ニューヨーク・ポスト」紙に掲載されたピート・ハミルのコラム「Going Home」であり、これをベースに山田と朝間義隆によって脚本が作られた。山田はジョージ・スティーヴンス監督のアメリカ映画「シェーン」から物語の展開などの構想を得たとしている。第1回日本アカデミー賞や、第51回キネマ旬報賞、第20回ブルーリボン賞等々、日本国内の映画賞を総嘗めにした作品であり、国外での評価も非常に高い。1981年にタイで「もしあなたがまだ私を愛しているなら」(チャトリ・チャラーム・ユーコン監督)として、2008年にはアメリカで「イエロー・ハンカチーフ(The Yellow Handkerchief )」としてそれぞれリメイクされている他、日本国内でもテレビドラマとしてリメイクされている。
※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません
あらすじ
失恋をしてヤケになり、真っ赤なファミリアに乗って傷心旅行に向かった花田欽也(武田鉄矢)。網走刑務所から刑期を終え出てきた島勇作(高倉健)。一人でふらりと旅に出た朱美(桃井かおり)。何の関係もなかった3人は偶然出会い、鉄也の車で旅をすることとなった。泣いたり泣かせたり、怒ったり笑ったり... いろいろな出来事を乗り越えていきながら3人の心は開かれていく。そんな中、勇作は2人に自分の過去を明かす。光枝(倍賞千恵子)との出会い、そして結婚。光枝の流産にヤケになり、酒場のケンカで相手を死なせてしまい、網走刑務所へと収監されたこと。そして、刑務所を出た時に、夕張に住んでいるはずの光枝に一通の手紙を出したことも。「もしまだ俺のことを待っていてくれるのなら、黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ。それが目印だ。」3人は夕張を目指すことになる。果たして黄色いハンカチはぶらさがっているのだろうか...
エピソード
タイでリメイクされた「もしあなたがまだ私を愛しているなら」の監督を務めたチャトリは日本から本作品が輸入されないことに業を煮やし自ら製作をしてしまったと語っている。アメリカでリメイクされた「イエロー・ハンカチーフ(The Yellow Handkerchief )」には、モーテルの女主人役で本作に出演している桃井かおりが特別出演している。
ロケ地でもある北海道夕張市には、『幸福の黄色いハンカチ想い出広場』という観光スペースがあり、ここには撮影に使われたセットや、3人と旅を共にした赤いファミリアも置かれている。
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