細田 守
(ほそだ まもる 1967年9月19日~)
元アニメーター、演出家、監督、小説家と作品に関わる多くのセクションに関わってきたアニメ映画監督。『ポスト宮崎駿』といわれている日本アニメ映画界の第一人者であり、国内外の評価を得ている。富山県出身。
※ボーダーレスに所属するクリエイターではありません
映像作品に対するこだわり
今や日本を代表するコンテンツの一つであるアニメーションの世界で、「ポスト宮崎駿」と評価されることも多い監督である。マニアだけではない、万人受けする作品作りを心がけており、アニメ業界全体に対する閉塞感の打開に努めているところも宮崎駿と同じスタンスである。結果、国内外を問わず多くの世代が見ることのできる作品の製作につながっている。この考えは細田の学校の先輩であり尊敬するクリエイターの一人である、任天堂の宮本茂からの影響も強いといわれている。ゲームを子供や一部のマニア向けだけにとどまらず、世界中のすべての人に愛してもらえるようなものにしたいという宮本の姿勢とも同じスタンスであるといえる。細田監督の演出で有名なのは、キャラクターの『影なし作画』である。通常のアニメであれば、例えば鼻やメガネなどの影が顔に映ることによって、観ている者に立体感を与えるのだが、細田作品ではほぼ省略されている。これはアニメの特性上、作画をシンプルに動かすための配慮であり、そして、キャラクターがそれぞれ持っているはずの"演技力"で勝負したいという、細田流の映画演出のためだとも言われている。アニメプロデューサーの関弘美から「おとなしいのはダビングの時だけ」と評されるほど脚本への口出しが多いことで有名。TVアニメ「少女革命ウテナ」29話では元の脚本が気に入らず監督の幾原邦彦に許可をもらい、絵コンテを描く段階で元の脚本を見ずに全面的に書き直したなどのエピソードがある。
エピソード
好きな監督に相米慎二、ヴィム・ヴェンダース、ウディ・アレンなどを挙げている。また、スタジオジブリの研修生採用試験を受けており、2枚以上の絵を提出する1次試験において150枚以上提出をしている。その熱意が宮崎の目に止まり直々に手紙を受け取っているが、ジブリの試験は合格できなかった。それは宮崎が手紙の中で触れているが「君のような人間を(ジブリに)入れると、かえって君の才能を削ぐと考えて、入れるのをやめた」のが理由である。
代表作品
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