渡辺 勝也
(わたなべ かつや 1965年9月20日~)
いわゆる特撮モノと呼ばれるジャンルを意欲的に担当してきた映画監督。現在ではスーパー戦隊ものだけでなく、東映特撮作品の中心監督として活躍している。愛称は「ナベカツ」。神奈川県茅ヶ崎市出身。
※ボーダーレスに所属するクリエイターではありません
映像作品に対するこだわり
監督の役割を「見せ場」を作ることだと語っており、台本打ち合わせの段階では渡辺側から要望は出さないようにしている。脚本家は撮影に入ってしまうと口を出せないので、台本作りの段階ではいろいろなアイデアを盛り込んで欲しいとしている。全員が面白いものを作りたいという意思を前提に、各担当者がそれぞれの担当場所で全力を出せる現場作りを心がけている。派手な演出が特徴であり、炎や爆発を得意とする。またキャラクターの目に炎を映し出すのも得意で「目に炎のナベカツ演出」と呼ばれている。その他、夕陽をバックにした演出が多く「夕陽の渡辺」ともいわれている。映画監督であるジョン・ウーのファンであり、作品内にスローモーション演出を使用することも多い。また、戦隊ヒーロー物において、メンバーの戦闘時以外の素顔のシーン、いわゆる『マスクオフ』な状態時の演出に心を砕く監督としても知られている。ヒロイン役の女優からは、女の子をキレイに撮ってくれてうれしい、といった賞賛を受けている。渡辺監督自身、子供の頃に観ていたヒーロー物の作品では「ウルトラマンタロウ」が好きで、それは他のウルトラマンシリーズとは違い、地球を防衛する"ZAT隊員"たちが、戦闘前に基地の中などで、和気あいあいと楽しく会話しているシーンが多かったからとインタビューで述べている。チームワークの重視は、作品内だけでなく、スタッフ間に対しても重視しているという。例えばカメラの担当者に対しては、自分の中のある程度の狙いだけを伝え、あとは本人たちにおまかせするという。そのスタッフにしかできないことをさせることが、任せられた者と任せた自分との信頼関係を強くしているという。
エピソード
非常に温厚な性格で知られ、自他共に認めるほどである。その渡辺が声を荒げたのは「忍風戦隊ハリケンジャー」では声を上げて厳しく演技指導をしている。その理由として「自分が責任を持って諸田敏監督や小中肇監督にバトンを回さなきゃならないと思い、敢えて厳しく指導した」と語っている。
- あ行「若松 孝二」へ
映像・動画制作をご検討のお客さま
映像・動画制作の目的は、お客さまによって違います。
お客さま一人一人の目的やお悩みに対して的確で柔軟なご対応ができるのは、
完全内製化体制で実績を積んできたボーダーレスならでは。
映像・動画に関するご相談は、対応力と制作技術に自信を持つボーダーレスにお任せください。
ご相談や無料お見積りのご依頼は、電話またはメールからお気軽にどうぞ。