著名な映画監督一覧日本人映画監督 中平康

中平康
(なかひら こう 1926年1月3日~1978年9月11日)

当時としては最新鋭の映像テクニックを駆使した、スピーディーなテンポと洗練されたタッチの技巧派監督であり、増村保造、岡本喜八たちと共にモダン派として知られる映画監督。『20年早かった映画監督』などと称される。東京都出身。娘は小説家・作家の中平まみ。

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映像作品に対するこだわり

自分の欲しい、作品にとって必要だと判断したシーンに対してある意味では病的なまでのこだわりを持って撮影することで有名である。映画「殺したのは誰だ」では本編すべてをパンフォーカス(近距離から遠距離までピントを合わせる方法)で撮影したり、映画「誘惑」では肩にシラミを発見するシーンでは、当時一番長かった100ミリの望遠レンズで、シラミを相手に一時間かけて撮ったなど数多くのこだわりが伝説と共に語られている。作品のテーマよりも「スタイル」を優先し撮影していく手法や理念は、中平康に対する評価として「早すぎた天才」という言葉が象徴している。キャスティングに対しても独自のこだわりを持っており、そのセンスと遊び心で「意外なところに意外な人物を出す天才」といわれた。脇役を単に主演を引き立たせるためだけではなく、独特の持ち味・個性を出させ、作品の深みに繋げている。これは現在の映画・テレビでは当然の演出であるが、1930年代の日本映画では、あまり見られないことであった。また、自身の映画にさりげない役で出演をしている。

エピソード

数多くの伝説的なエピソードが多い人物で破天荒な中平の人柄が伝わるものは多い。例えば、「映画黒い賭博師 悪魔の左手」ではラストにキャストが「今年も日活映画をよろしく!」と挨拶をするもので会社側に激怒されてカットされたと伝えられる。しかし「青春ア・ゴーゴー」でもまったく同じことをしようとして3日で降ろされた。他には、シャンソン好きで知られ映画「街燈」では主題歌の歌詞を自ら書くなど、多彩な才能も持ちあわせていたことで知られている。

黒澤明のことを敬愛しており、黒澤作品「醜聞」「白痴」には、自ら掛け合って助監督を務めている。その後も親交は続き、中平の葬儀には黒澤明が出席している。

演出について厳しく、また歯に衣着せぬ発言をすることからか、役者・スタッフにはあまり受けがよくなかったようであるが、和泉雅子・渡辺美佐子・二谷英明らとは相性がよく、自身の作品にも多数出演している。

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