宮藤 官九郎
(くどう かんくろう 1970年7月19日~)
劇団大人計画所属。映画監督だけではなく、俳優・ミュージシャン・放送作家など幅広い活動を行う。「クドカン」という愛称で呼ばれる。現在、日本の若手の脚本家・監督として最も注目を集めている人物の一人である。宮城県栗原市出身。血液型O型。
※ボーダーレスに所属するクリエイターではありません
映像作品に対するこだわり
元々放送作家からそのキャリアをスタートさせたこともあり、脚本家としてのイメージが強いが、近年では監督として作品に関わることも多くなってきている。特筆されるのは『会話劇』。シナリオをアクションや表情で見せていくよりも、圧倒的な言葉数・会話のやり取りで見せていき、後から映像が追いかけていくような撮り方をすることも多い。そして作品に数多く散りばめられる小ネタ、ギャグの数々。とにかく笑いの手数が多いことで有名であり、気を抜くと見落としてしまいそうなぐらい細部にわたり小ネタが潜ませてある。演出上の特徴としては、主人公または中心人物に『普通の人』を配置することが多い。出世作となった「あまちゃん」では普通の地味な女子高生が、劇場長編映画の監督作品「少年メリケンサック」ではリストラ間近の派遣OLが、まわりの"ヘンな人たち"に引っ張られて、それぞれアイドルや音楽プロデューサーに変化していく。ターニングポイントとなったテレビドラマ「木更津キャッツアイ」では、登場人物こそ濃いキャラクターばかりだが、"実際にその街へ行ってみたら、彼らが普通に生活していそうな"演出がなされている。スーパースターでもない、特別に不幸な生い立ちを背負っているわけでもない普通の人がドラマを起こす―『ジャニーズにもトレンディドラマにも飽き飽きしていた観客を取り込んだ』という評価もなされている。また、劇団出身でテレビドラマの脚本・演出を経て映画監督もこなすという経緯から、三谷幸喜と比較されることもある。
エピソード
学生時代はラジオにネタを投稿する、いわゆる"ハガキ職人"であった。『ビートたけしのオールナイトニッポン』のヘビーリスナーだったそうである。ミュージシャンとしても活動をしており、松尾スズキが主宰する劇団大人計画の俳優たちでパンクコントバンド「グループ魂」を結成している。2005年に『君にジュースを買ってあげる♥』で第56回NHK紅白歌合戦に出場している。知名度はあるのに顔が知られていないためか、しょっちゅう職務質問を受けるそうである。
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