李相日
(イ・サンイル又はリ・サンイル 이상일/리상일 1974年1月6日~)
在日コリアン三世であり、日本を中心に活動を行なっている映画監督。フラガールで大ヒットを飛ばし、2013年には西部劇「許されざる者」の日本リメイク版を監督した。新潟県生まれ、横浜育ち。
※ボーダーレスに所属するクリエイターではありません
映像作品に対するこだわり
アルバイトでVシネマの製作に参加したのがきっかけとなり、映画の世界に入っているなど異色の監督。日本映画大学にて映画の基礎を学ぶ。卒業制作作品「青〜chong〜」が、ぴあフィルムフェスティバルでグランプリを含む史上初の4部門を独占するなど高い評価を得る。その後数年間はフリーの助監督として現場の経験を積み、2002年にぴあスカラシップ作品として、満を持して自身の監督作品「BORDER LINE」を完成、高評価を得た。演技指導に対しては非常に厳しいことで知られ、「悪人」で主人公の祖母役を演じた大ベテラン女優の樹木希林は「李監督は優しい顔してるけど、すごく粘り強い人でした」とコメント、また「許されざる者」では、押しも押されぬ日本映画の主役である佐藤浩市に大しても遠慮することなくダメ出しを行ない「久しぶりにキツい奴だった」とされるなど、演出に対する妥協は許さない監督である。村上龍原作・宮藤官九郎脚本の2004年公開の映画「69 sixty nine」、そして社会現象にもなった2006年の「フラガール」と、コメディタッチの映画が続いたが、九州を舞台にした殺人犯の逃亡記を書きベストセラーとなった、吉田修一原作の「悪人」を原作者とともに脚本化し映画化、そして2013年にはクリント・イーストウッド監督・主演の大ヒット西部劇「許されざる者」の監督にも大抜擢され、ロードムービー、群像劇と、シリアスな作品においても才能を発揮。21世紀のアジア映画界を担う期待の監督である。
エピソード
好きな映画監督に、黒澤明と今村昌平の名前を挙げている。黒澤は「上映中の2、3時間の中で観る者を完全に支配する力がある」とし、今村は「人間の本性を見せつけられる感がある」としている。それぞれ違った魅力があるとしながら共通して「ユーモアのセンスに長けている」と評価している。また、いい映画の条件として「気が付かせてくれる」作品であるとしている。
代表作品
- 69 sixty nine
- フラガール
- 悪人
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