著名な映画監督一覧日本人映画監督 市川 崑

市川 崑
(いちかわ こん 1915年11月20日~2008年2月13日)

娯楽映画だけではなく時代劇やテレビドラマ、そして黎明期のアニメーション作品まで幅広く手がけ、日本映画の黄金期と呼ばれる昭和から21世紀初頭まで精力的に作品を作り続けた映画監督。三重県伊勢市生まれ。

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映像作品に対するこだわり

実験的な映像や演出に対して非常に意欲的だったとされ、市川の幅広い映像作品からもそれをみることができる。人形劇作品である「トッポ・ジージョのボタン戦争」(1967年)や黒鉄ヒロシのマンガによる紙人形で全編を撮影した「新選組」(2000年)など一定の「型」に囚われることなくその時、もっとも表現に向いていると判断をした手法を使用して映像作品を作り上げている。映画における人工美の探求に意欲を燃やし、「東京オリンピック」(1965年)では競技そのものよりも選手の表情や動作に着目し「記録か芸術か」という議論も巻き起こした。この「東京オリンピック」は当時の日本映画史上空前の興行記録を打ち立て、市川にとって代表作といえる作品である。また、元々が画家志望で、子供の頃にディズニーのアニメを観て感銘を受けた経験や、キャリアのスタートがアニメーターだったこともあり、この年代の映画監督の中では飛び抜けてアニメーション映画に対しての理解が深かった。劇場版長編アニメ「銀河鉄道999」の監修を務め、手塚治虫のライフワークともいうべき「火の鳥」の劇場版では自身が監督を務め、実写とアニメを合成させるという試みを行っている。これは今でいうところのコンピューターグラフィック=CGの先駆けという見方もできる(ただし、市川自身は、この作品を失敗作としている)。当時の映画業界人のほとんどが持っていた、テレビに対する偏見やアレルギーもまったくなく、むしろその可能性に期待していたとされる。このような斬新な姿勢と揺るがない選美眼に基づいた、奥行きのある柔らかい映像、画面を分割させて対比を描く、鋭いカットつなぎは『コン・タッチ』と呼ばれ、未だにフォロワーも多い。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニングクレジットやサブタイトルの表示方法として注目された、"画面の角に沿って、文字を直角に曲げて表記"も、市川崑が元祖である。

エピソード

大の偏食家、ヘビースモーカーで知られていた。特に煙草に対しては市川とトレードマークとも呼べるもので、インタビューの際もかかさず煙草を吸っていた。手を使わずに煙草が吸えるように抜歯した歯の間に煙草を挟みながら喫煙をしていて、一日にチェリーやキャメルを100本は欠かさず吸っているほどだったといわれている。名実ともに映画界のヒットメイカーであり重鎮であった市川を呼び捨てにできたのは助監督時代から知る黒澤明だけだったといわれている。

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