堤 幸彦
(つつみ ゆきひこ 1955年11月3日~)
テレビディレクターから出発した異色の映画監督。「堤節」・「堤色」とも呼ぶべき独特の世界観は多くの若者からの指示を集めている。三重県四日市市生まれ、愛知県名古屋市千種区出身。
※ボーダーレスに所属するクリエイターではありません
映像作品に対するこだわり
演出においてはスピード感を大切しに、俳優に対して1mm単位での指示を行うなど非常に気を使っている。入念にリハーサル、打ち合わせを行いキャラクターやストーリーを役者と共に深めていく。撮影時は別室で無線指示を、現場の演出スタッフが俳優に指示を行うなど、作品ごとに適切な方法を採用している。これはテレビマンだった頃に『カメラが何台もある大きなスタジオに、役者もスタッフも全部詰め込んで、全員が台本のスケジュール通りに動く』という従来のテレビドラマの作り方に対しての疑問を感じたことが原点となっている。『基本的に1台のカメラで撮りたい』という方法にこだわりたいが、それだと時間がかかりすぎてしまうので、よりスピーディーに作品を完成させるために現在のスタイルを採用しているという。そのため撮影のスピードが非常に速いことでも有名。また小道具や衣装などに対して非常に強いこだわりをもっている。原作がある作品に対しては「楽器の描写はもちろんのこと登場人物が身につける服や靴も、無いものは作って原作に忠実に再現した」とBECK(2010年)製作の際にコメントしている。映像を使った遊びも堤作品にはよく登場し、若者からの指示を集めた要因となった。有名人物をもじったようなわかりやすいものから、急に出現する外国人など理不尽なものまで幅が広い。サスペンスなどでもギャグを多用する理由は「サスペンスだけだとお客さんが疲れてしまうから」という旨の発言をしている。
エピソード
愛知県名古屋市の出身であり、作中に名古屋をネタにしたギャグが多い。故郷の名古屋を舞台とした映画「MY HOUSE」では名古屋弁について「非常にシリアスな場面で、シリアスさはキープしながらも温かみを出せるのが良い」と語っている。
元々はバンドマンであり、大学中退後に何もやることがなくなり、公園でボーッとしている時、落ちていた新聞に書かれていた映像の専門学校の生徒募集公告を読んだことがきっかけで業界入りする。テレビ番組制作会社でADをしていた頃は、本人いわく「現場で使い物にならない役立たず、ただ突っ立っているだけなので、付けられたアダ名は『電信柱』だった」そうである。
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