ここでは映像制作で使われる言葉の「わ」からはじまるワードに関して説明をしていきます。映像制作や動画編集の際の助力になれば幸いです。
ワイプ(wipe)
そもそもモンタージュ技法のひとつとして使用され、動画編集においてはカット間を繋ぐエフェクトのひとつを指します。画面片隅の斜め方向・上下左右方向から、丸・三角・ひし形・自由形状などにより、元の画面と次の画面を拭き取るように画面切替のことです。英語の「wipe:拭き取る」という言葉から来ています。
実際には「ワイプイン(WI)する」「ワイプアウト(WO)する」というように使われます。意味が転じて画面に小窓をつけ、そこに映像を表示することもワイプ(コーナーワイプ)と呼びます。また、撮影時に、カメラ前を人物が意図せず左右に通りすぎてしまうことを「ワイプる」と呼ぶこともあります。なお、基本的には効果の内容が違うだけでオーバーラップ(OL)と呼ばれるエフェクトと原理は同じです。
ワークテープ
編集に使用する素材撮影テープなどを、オフライン編集などに使用するためVHSテープ等へ複写したものを指します。複写する際には、タイムコード(TC)情報などをスーパーインポーズし、その映像のアドレスがわかるような作業を行います。
ワイド(wide)
映像においてワイドと言われる場合、以下のいずれかの意味を持ちます。(1)「ワイドレンズ」の略称。(2)「ワイドアタッチメントレンズ」の略称。(3)「ワイドコンバーター」の略称。(4)ハイビジョンやビスタビジョン、シネマスコープ等、スタンダードサイズよりも横長の画面のこと。(5)ワイドショー(番組)の略称。
ワイヤレス(wireless)
通信線(ワイヤ)が不要になっている状況のことを言います。一般的には、ケーブルを使用せず、電波で通信を行なう機器の略称のことを指します。家電などではコードレスとも呼ばれることもあります。なお、映像制作においては、主にケーブルが不要なマイクである「ワイヤレスマイク」の略称として使われることが多いようです。
わらう
撮影現場において、ものや人を撮影現場に支障のない場所へ移動させたり、片づけたりすることをいいます。語源は「取っ払う」が変化した言葉ではないかとされています。また、小道具等が間に合わないまま撮ってしまう場合においては、わらうの逆、"「泣いて」撮る"といいます。
ワンセグ
地上デジタル放送を、携帯電話などの移動通信機器に配信するサービスのことです。「One-segment broadcasting」「1セグメント」の略称であり、高画質映像を求めない携帯端末においては、送信するデータを"1つのデータ区分(1セグメント)"でまとめて送ってしまう方式がとられるため、この名称で呼ばれるようになりました。
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