ここでは映像制作で使われる言葉の「は」からはじまるワードに関して説明をしていきます。映像制作や動画編集の際の助力になれば幸いです。
パーフォレーション(perforation)
フィルムやシネテープの両サイドに開けられた等間隔の穴のことを指します。スプロケットホールズとも呼ばれています。この穴によってフィルムの動きが制御されます。フィルムは送出部でスプロケットにより等速で送られ、「あそび」を設けた後で撮影部や投影部に入り、毎秒24回の停止と掻き落としを繰り返します。その後、再び「あそび」を経てから一定速度で巻き取られます。音声は一定速度部で読み取られるため、フィルム上の画と音の位置はずらして記録するよう規格が定められています。
ハイビジョン
HDと同じく高解像度映像のことをいいます。アスペクト比が16:9である解像度の規格を指します。いわゆる「地デジ」は地上デジタルハイビジョンの略称になります。
→HD(同義語)
ハウススタジオ
一軒家を撮影用スタジオとして貸し出しているサービスを指します。中にはマンションの一室を貸し出し、ハウススタジオとしている企業もあります。
はける
カメラに写るフレーム内にいる、不要な「人」にフレーム外に移動してもらう事。
箱
撮影用の室内スタジオや、室内ロケの部屋を指す。建物や部屋を、すべてこう呼ぶ人もいる。
箱馬
一般的には、15×30×45cmの木箱のことを指します。平台を載せる台で、高さ調節や休憩用の椅子として使われることが多いようです。便利な木箱ということで「便利箱(バコベン)」と呼ぶところもありますが、便利箱を工具箱と指す場合もあります。なお、高さ合わせに使う場合「セッシュ台」と呼ばれる事もある。
箱割り
脚本を組み立てる上で、その中で起きる出来事を、大まかな場面ごとにまとめた物を指します。コンストラクションを略してコンストと呼ぶ場合もあります。
バジェット(budget)
製作予算、予算割、予算案などのことを指します。
バッテラ
バッテリー・ライト(battery light)の略称です。周囲の環境における都合で、ACや発電機が使えない時、充電式電池で照らす照明器具のことを指します。充電式であるために光量はあまり得られないが、機動力は高いため、屋外で多用されています。
バミル
撮影現場や舞台などで人が立つ場所に目印をつけることをいいます。ガムテープなどはがしやすいものが使われ、貼られた目印は「バミリ」と呼ばれます。
バラす
美術セットをセットの解体すること、または製作において撮影予定の終わった役者さんなどを解放・解散させることを指します。
PAL(ぱる)
主に中国やインド、イギリスなどが採用しているカラーコンポジット映像信号の規格を指します。
バレる
撮影においてはフレーム内に隠してあった物が写ってしまうこと、制作においては撮影場所や撮影集団から離れる、もしくは解散して解放されることを指します。
ハレーション(halation)
ハレーションとは一般的に、被写体が明るすぎる場合、フィルムやCCD面で乱反射した光が結像をにじませる現象を指します。映画製作におけるハレーションは、逆光などで撮影用レンズの鏡筒内に不要な光が射し込み、乱反射して白いモヤのように見えたり、レンズ面の照り返しが写ると言った現象のことを指します。また、レンズに不要な光が入るのを防ぐことや、そのために用いられる板や紙などを「ハレ切り」と呼びます。ハレーションはレンズやカメラの存在を意識させるため、視聴者の臨場感を損なうことにつながります。そのため、ハレーションはあまり望ましい現象ではないというのが一般的な考え方です。
パン(pan)
撮影技法のひとつであり、固定したカメラを振ることを指します。撮影を行わないアニメやCGにおいてもこの言葉は使われており、撮影技法というよりも演出方法のひとつとして広く使われています。
パンフォーカス
写真撮影の技法のひとつで、被写界深度を深くする事によって、近距離から遠距離までピントを合わせるものをパンフォーカスと呼びます。また、この技法によって撮影された写真そのものを指す場合もあります。
→ボケ表現(反意語)
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