ここでは映像制作で使われる言葉の「ろ」からはじまるワードに関して説明をしていきます。映像制作や動画編集の際の助力になれば幸いです。
ローアングルショット
「あおり」とも呼ばれる、被写体を下から見上げるような表現で撮影することを言います。被写体が人物の場合には、「自信がある」「尊大」「優越」といった心理的効果を狙って用いられることが多かったのですが、表現の多様化に伴い、それ以外のシチュエーションなどにも用いられるケースが増えています。反対に上からのカットはハイアングルショットと呼ばれます。
ロケ
放送業界において、映画・テレビなどでスタジオ内の撮影を行うのではなく、屋外・野外で自然の景色や町並みを背景に撮影を行うことを指します。ロケーションの略であり、ロケ撮影とも呼ばれます。ロケ撮影は、スタジオ内などの屋内撮影と異なり、人員・設備はもちろん、様々な面でデメリットがあります。しかし、屋外は屋外でメリットがあり、屋外でしか撮影できない自然な風景といった人の手では作り出せないものを撮影し、映像へ取り込めるという利点があります。
ロケセット
一般的にロケ撮影は、屋外・野外での撮影を指しますが、そのロケにおいて、撮影機材の揃っていない建物や室内、つまり撮影を目的としていない一般的な建造物等を、手を加えずそのまま利用するその場所自体をロケセットと呼びます。また、こうしたロケを、屋内ロケと呼ぶこともあります。
ロケセットは、利用することができればセット準備のコストを低減できるというメリットはありますが、必ずしも手配できるとは限らないという、ギャンブル的なデメリットもあります。また、イメージに合ったロケセットが見つかる保証もありませんが、上手く映像へ取り込むことができれば、素晴らしい映像になる可能性はあります。
ロケハン
正式にはロケーションハンティングで、ロケハンはその略称です。ロケ撮影に適した場所を、撮影する前に下見やリサーチ調査を行うことを指します。ロケ撮影を行う映像制作の工程において、撮影当日にスムーズな進行が出来るなどメリットが多く、非常に重要な要素です。
また、関係者・クライアントの了承を得たり、撮影許可などの法的要件を確認する、撮影における問題点を事前に抽出して処置を行う......など、ロケハンが担う役割は様々です。なお、ロケハンは必須ではありませんので、一切行わずにロケを行うこともありますが、その場合、色々な問題点が発生すると撮影そのものがストップしてしまう可能性があります。
そんな時、柔軟に対処することができれば、屋外・野外の利点を生かした撮影ができますが、それは経験の蓄積などに因る部分が大きいとされています。
ロングショット
全体の状況が分かるような遠くの位置からの撮影を指します。全体を俯瞰した絵を使いたい時に用いられることが多く、シーンの途中に挿入されます。
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