スティーヴン・スピルバーグ
(Steven Allan Spielberg 1946年12月18日~)
ジョージ・ルーカスと並び、世界でもっとも商業的に成功した映画監督のひとり。子どもたちを魅了したSFだけではなく、社会派の作品作りでも成功を収めている。
映像作品に対するこだわり
度重なる引越しや両親の離婚など、幼少期の経験によって「子ども」たちに向けた作品作りを信条のひとつとしている。「私の映画は、両親が離婚した子供たちに向けられたものだ」「ディズニーこそが映画人としての自分の生みの親である」といった発言もある。また、非常に撮影が早いこと、低予算で作品を作ることで知られている。撮影機材に精通し、職人としての側面も強い。アナログ的というよりも、映画に対しては昔ながらのスタイルを好んでいるようである。デジタル化に対して慎重な考えをもっており、未だにフィルムを愛用している。「デジタル映像化は進歩とはいえない。映画製作における芸術性を損なう」などフィルムに対する強いこだわりを持っている。ソフト化に関しても慎重であり、「映画は一人で観るよりも、映画館でたくさんの人たちと一緒に観るべき」の考えを提示している。撮る側も、そして観る側にも、古き良き伝統的な映画スタイルのままであって欲しいというのが、スピルバーグ映画の真骨頂である。
エピソード
同じくハリウッドで成功を収めているジョージ・ルーカスとは親交があり、複数の作品を協力して作り上げている。
大の映画好きで知られ、オフでは映画パーティーをおこなっているほど。自身が原点に戻るための映画として、ジョン・フォード監督の「捜索者」、黒澤明監督の「七人の侍、フランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」、デーヴィッド・リーン監督の「アラビアのロレンス」を挙げている。
キャリアのスタートをテレビ番組製作から始めている。人気テレビシリーズ「刑事コロンボ」の1つの話(第3話・構想の死角)を監督した際、当時弱冠25歳だったスピルバーグに対して、職人気質の残る当時のテレビスタッフたちは「あの若造が...」と、誰も相手にしなかったそうであるが、コロンボ役のピーター・フォークはその才能とセンスに一瞬にして惚れ込み、その後フォーク自身がコロンボを監督する際に、自分よりもはるかに若くキャリアも浅いスピルバーグにアドバイスをもらいに行ったそうである。スピルバーグ自身もこの「刑事コロンボ」の完成で自信を付け、それが翌年のテレビ映画で、出世作になる「激突!」につながったとコメントしている。
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