アルフレッド・ヒッチコック
(Alfred Joseph Hitchcock 1899年8月13日~1980年4月29日)
イギリスの映画監督であり、映画プロデューサーでもある。主にアメリカで活動を行い、「サスペンス映画の神様」と称されている。
映像作品に対するこだわり
海外はもちろん、日本国内でも絶大な人気を誇る"サスペンス映画の神様"である。圧倒的に完成度の高いシナリオ、キャラクターの描き方、ラストでの観客の意表をつくどんでん返しなど、脚本・演出に今もなお色あせない完成度の高さを誇る。映像に関しても様々な工夫を盛り込んでおり、例えば「めまい」で使われた、ズームアウトしながらカメラを前方へ動かし広角に写す、「サイコ」のシャワー室でのモンタージュを応用した殺人シーンなどなど...、これらの技術の多くは今もなお頻繁に使われていて、中には映像技術としてのスタンダードにさえなっているものも多い。だが、そのテクニックについては、ヒッチコック自身もたびたび示唆しているように、単なるテクニック自慢ではなく、限られた予算、限られた時間の中で、どう自分の思いを伝えるのか?というための、いわば苦肉の策だったそうである。生涯に50本以上の長編を撮って、しかも一度使用したプロットは二度と使わないなどのこだわりを持っていた。このようなヒッチコックの映画に対する姿勢を尊敬する映画監督は多く、特にクロード・シャブロルやジャン=リュック・ゴダールなどフランス人映画監督からの非常に高い支持を受けた。
エピソード
自身の映画に登場することで非常に有名であり、ヒッチコック作品の名物ともいえるものである。この出演はそもそもサービスで始まったものではなく、予算が確保できなかった初期にエキストラの費用を浮かすためにやむなく行なっていた。その後、ヒッチコックの出演が話題になると観客が「どこに監督は出るのか?」と映画に集中できなくなると判断し、冒頭近くに登場するというスタイルが取られるようになった。
晩年になってもその旺盛な製作意欲は衰えず、とある記者会見で「引退はいつですか?」と尋ねられたとき「上映終了後。」と答えたという。これはヒッチコックのユーモアあふれるジョークであり、生涯現役でいたいという気持ちの表れであった。
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