動画制作ソフトの使い方Premiere Pro CS6 Part 9

Premiere Pro CS6のタイムラインへの並べ方

Premiere Pro CS6画像ソース取り込み】、【Premiere Pro CS6映像ソース取り込み】、【Premiere Pro CS6音声ソース取り込み】でPremiere Pro CS6に動画を製作するための各素材の取り込み方法は説明をしました。ここでは、実際に取り込んだ素材をタイムラインに並べる方法を説明していきたいと思います。タイムラインとは、視覚的に各素材の繋がりを確認することが出来るものです。動画製作とは、大雑把にいってしまえばタイムラインに各素材をはめ込んでいく作業ともいえます。実際は繋がりの調整や効果などを組み合わせて「動画」となるのですが、まずはタイムラインに素材を設置することは変わりません。動画製作においてもっとも基礎的な操作をここで習得しましょう。

1タイムラインの確認

Premiere-Pro-CS6_8_1.jpg

これがPremiere Pro CS6のタイムラインになります。「video」と書かれている部分に映像の素材が、「Audio」と書かれた部分に音声の素材が入ります。タイムラインには複数の「video」や「Audio」が存在しています。例えば、テレビ番組を思い出してください。BGMが流れ、テロップが入り、司会が説明をしている...これらは、複数の「video」や「Audio」の組合せによって成立しています。いわゆる「アマチュア向け」の動画編集ソフトでは、トラックが複数にわかれていないので、Audioが1個しか再生出来ないものなどがあります。しかしプロ向けのPremiere Pro CS6では同時に、複数の素材の再生が可能になっているのです。

2タイムラインに素材を組み込む

Premiere Pro CS6への各素材の取り込み方法は、【Premiere Pro CS6画像ソース取り込み】、【Premiere Pro CS6映像ソース取り込み】、【Premiere Pro CS6音声ソース取り込み】で確認をしてください。取り込まれた素材をタイムラインに組み込む方法をここでは説明していきます。

Premiere-Pro-CS6_8_2.jpg

プロジェクトパネルで移動したいデータの確認をしましょう。ここでは、「道路の映像」をタイムラインに組み込みたいと思います。

Premiere-Pro-CS6_8_3.jpg

タイムラインの「Video1」に道路の映像をドラッグします。

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Video1に「道路の映像」が追加されました。このような方法でPremiere Pro CS6では各素材をタイムラインに組み込んでいきます。

3タイムライン上の素材を移動させる

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タイムライン上でのドラッグで移動が可能になっています。自分の設置したい場所に各素材を移動させましょう。

Premiere-Pro-CS6_8_6.jpg

画像/映像や「video」、音声は「Audio」に組み込むことが可能になっています。上の画像をみればわかりますが、映像は「video」と「Audio」に表示されています。理由は、映像に入っている音声は「Audio」に表示され、映像が「video」に表示されているからです。

4映像の音声削除

Premiere-Pro-CS6_8_7.jpg

例えば、運動会の映像にBGMを別で流そうとします。その場合、ビデオカメラによって撮影された運動会の映像には歓声などの「音声」が入っています。この音声だけを削除する方法をここでは説明します。Video1に表示されている映像の音声を削除してみましょう。まずはAudio1に表示されている音声データの上で右クリックを押します。

Premiere-Pro-CS6_8_8.jpg

右クリックを押した際に出てくるメニューの中から「リンク解除」を選択します。

Premiere-Pro-CS6_8_9.jpg

映像と音声の関連がなくなり、それぞれが独立したデータとなりました。いままでは映像データ(映像+音声)だったものが、映像データ(音なしのデータ)と音声データ(音だけのデータ)に分離しました。

Premiere-Pro-CS6_8_10.jpg

分離した映像の音声部分で右クリックして、メニューから「消去を」選択します。

Premiere-Pro-CS6_8_11.jpg

タイムラインから「音声データのみ」が削除され、映像のデータだけが残りました。当然ですが音声が削除されているので映像を流しても、ただ映像が流れるだけです。取り込んだ映像の音声が邪魔な場合は、このように削除をしてください。

次は、Premiere Pro CS6に取り込んだ各素材の長さを調整する方法を説明していきたいと思います。

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