Webサイトに動画を掲載して視覚的にアピール
商品・サービス紹介動画の活用事例のなかで、最も一般的といえるのが自社のWebサイトへの掲載です。Webサイトへ訪問したユーザーに対して自社商品・サービスをアピールする手法として、動画は大変効果的です。
特にソフトウェアやITサービスなどを扱う企業の場合、実際の利用シーンをイメージしてもらうことが難しいため、Webサイト上でいかに工夫してユーザーの興味を得るかが課題になります。
動画ならアニメーションやグラフィックを使って視覚化できるので、無形商材のアピールにも有効です。
また、スマートフォン慣れしているソーシャルネイティブ世代がターゲットの場合では、細かい文字コンテンツだと読み飛ばされてしまう可能性が高くなります。説明内容が「わかりにくい」と感じた瞬間、すぐにサイトから離脱されてしまうといった恐れもあります。
BtoB/BtoC問わず、文字にすると長文になってしまったり、説明が難しい商品・サービスでも、動画化することで特徴を端的にユーザーに伝えることができるようになるでしょう。
▼無形商材(サービスなど)のプロモーション動画の制作ポイントや事例を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
▼有形商材の紹介動画の制作ポイントや事例を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
動画を使って営業や商談のクオリティに一貫性を
商品・サービス紹介動画は、営業や商談といったシチュエーションでも頻繁に活用されています。カタログやパンフレットよりも短時間で多くの情報を伝えられる動画は、限られたプレゼン時間のなかで商品をアピールするような場に適しています。
利用シーンや利用することで得られるベネフィットまで視覚的に伝えられるというのも大きな強みでしょう。
また、目の前で実物を見せることができない商品・サービスでも、動画を用いることで実際にデモンストレーションした場合と近い効果が期待できます。
口頭で説明していた内容を動画化することで、担当者によって説明に差が生じることがなくなります。営業の質を一定に保つ他、説明不足が原因で起こるトラブルなどを防ぐ対策としても有効でしょう。
インターネット広告・SNS広告で効率的な宣伝活動が可能
商品・サービス紹介動画は、インターネット広告(Web広告)やSNS広告でも広く活用されています。
ネット広告やSNS広告の良さは、テレアポや訪問営業をするよりも少ない労力で効率的な宣伝活動を行えることです。
動画広告として配信可能なメディアには、ディスプレイ広告やYouTube広告、インスタグラムやツイッターなどのSNS広告、アプリ内広告などがあります。
ネット広告やSNS広告を配信するためには、キーワードや配信先の設定、効果測定など、動画制作以外にも必要な作業が多数あります。効果的な運用にはある程度の専門知識が必要になるため、自社で行うのが難しい場合は代理店や専門企業に依頼するのが良いでしょう。
出稿や代理店の利用には別途費用がかかりますが、適切な運用をすることで大きな営業効果が見込めます。そのため、動画広告は多くの企業が積極的に取り入れているマーケティング施策です。
展示会での商品・サービス紹介動画活用が増加。集客効果高く、商談のきっかけ作りにも。
BtoBの商品・サービスを扱う企業にとって、展示会での出展は重要な販促活動のひとつです。商品・サービス紹介動画は、展示会の出展ブースなどで利用されている事例も数多くあります。
特にITサービスなどを扱う展示会になると、ブースにディスプレイモニターを設置している企業が7~8割にも上るといわれます。多くの企業が自社商品の動画コンテンツをモニターで流し、プロモーションに活用しているのです。
展示会に動画を取り入れるメリットは、フライヤーの配布やパネル・のぼりなどの装飾品と比べても集客効果が高いことです。動画の強みである音と動きで来場者の注意を引き、ブースで足を止めてもらうきっかけ作りをすることができるでしょう。
同時に、人手を割くことなく商品・サービスのプロモーションをしてくれるツールにもなります。動画をティザー広告のような構成にし、あえて商品・サービスを断片的に紹介するだけにとどめ、口頭で商談に持ち込むといった手法もあります。
展示会向け動画の制作や事例について、詳しくは以下のページも参考にしてみてください。
動画の目的を明確にする
商品・サービス紹介動画で効果を得るためには、何のための動画なのか目的を明確にしておく必要があります。動画を視聴した後の視聴者にどのような変化が起きてほしいか、という部分をできるだけ事前に固めておきましょう。
例えば、商品・サービスの認知を広げるためなのか、Webサイトへ誘導して購買を促進するためなのか、使用方法や特徴を詳しく知ってもらうためなのかなど。目的が明確であれば、目的にマッチした演出や構成を練ることができるので、より効果的な動画制作が可能になります。
目的をはっきりさせておかないと、運用後の効果測定を行うこともできず、せっかく動画を制作しても実際に動画によってどのような効果が得られたのかが不明瞭になってしまいます。
ターゲットやペルソナを設定する
より結果にこだわるのであれば、商品・サービス紹介動画を制作する前に、利用者のペルソナを設定することです。
ペルソナとはターゲットをさらに細分化させた人物像のことで、「35歳、一人暮らし、千代田区の賃貸マンション在住、年収700万円...」など詳細なプロフィールを決めておくのが一般的です。
ペルソナの設定は、局所的に強力なアプローチができるのがメリットです。ペルソナに合わせた内容や構成の動画を制作することで、特定の層に対して大きな効果を見込むことができるでしょう。
もし異なるタイプのターゲットやペルソナに対してリーチしたいと考えているのであれば、それに合わせて複数パターンの動画を制作するのもひとつの戦略です。
サービス紹介動画の目的やペルソナ設定をより詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。